お葬式・法事 参列者のマナー

弔問できないとき・後日の弔問


弔事と慶事が重なった場合

どんなに親しい間柄であっても出産を控えていたり、結婚式を間近に控えているなどの慶事がある場合には、弔問を遠慮します。それが喪家への思いやりというものです。その代わりに弔電を打ちましょう。友人の結婚式と知人の葬儀が重なった場合には、弔事を優先します。葬儀はその人にとって人生で最後の儀式になるからです。ただし、慶事が身内で弔事が会社関係などといった場合はこの限りではありません。

弔問できないとき

仕事や都合ですぐに弔問できないときもあります。その場合は代理の人に弔問してもらうか、弔電を打っておきます。 後日、訪問できるようになったら弔問にうかがい、お悔やみの手紙を書いて追悼の意を表しましょう。 通知を受けた本人に連絡がとれない場合も、家族や同僚が代理で出向くか、弔電を打つ、お悔やみのお手紙を送るなどして、弔意を伝えます。

弔電を打つには

諸事情で告別式までに弔問できないときは、知らせを受けたらすぐに弔電を送ります。電報は局番なしの「115」に申し込むと配達日の指定もできます。または直接NTTの支店や営業所・ホームページからも送れます。「115」では、お悔やみ電報の文例がたくさん用意されていますので、その中から選ぶこともできます。さらに基本的な文例に自分なりの言葉を加えたり、故人にふさわしい文を考えて打つこともできます。また、台紙も押し花付のもの、ふくさに包まれたものなどいろいろあります。

思いやりをもって

子供を亡くされたご遺族と同じ年頃の子どもを連れての弔問は控えましょう。その場合は、葬家への思いやりとして遠慮し、心のこもった手紙などで勇気づけるようにしましょう。

後日の弔問

香典袋
香典の表書きは、四十九日前なら「御霊前」、四十九日後なら「御仏前」となります。
挨拶の言葉
「この度はご愁傷様です」と挨拶はしっかりと述べましょう。その後、通夜・告別式に参列できなかった理由をお伝えください。
服 装
喪服を着る必要はありません。出来るだけ地味な装いにします。