掛軸

掛軸は、中国より伝わって以来多くの表具師によって研究伝承され、日本の生活様式によく調和し、書画のの鑑賞にも保存にも適した日本独特の美術工芸品といえます。

※掛軸の修理・表具を承ります。››› せきのが責任をもって大切にお取扱いいたします。

›› 掛軸のお取扱い・保存のポイント
 掛軸は気温・湿度に敏感なため、お取り扱いにも注意が必要となります。

十三佛 梶井 誠海 作 442,800円(税込)
本金彩色画(本金襴佛表具) 寸法 尺八立 197×67.5cm
曹洞三尊佛 中村 永湖 作 259,200円(税込)
本金彩色画(本金襴佛表具) 寸法 尺八立 197×67.5cm
釈迦涅槃図 松井 翔雲 作 486,000円(税込)
本金画(本金襴佛表具) 寸法 尺八立 197×66.5cm
聖観音 小島 康文 作 950,400円(税込)
本金彩色画(本金襴佛表具) 寸法 尺立 190×59cm

表具いたします。 「せきの」にお任せください。›››TEL 0246-23-3458

○ 表装のしみ・よごれ(絵画・書)

早めに洗濯すればきれいになります。

○ 表装の折れたもの・破れたもの

そのまま使用すると再生できなくなります。

○ 表装してないもの

虫がついたり、汚れがつきやすく、永くおいておくと色むらが出たり変質する恐れがあります。

[ ◇是非ご相談ください。 係員がお見積もりいたします。(お見積もり無料)]



掛軸のお取扱い・保存のポイント

鑑賞への心配り

表装の出来たては、糊が充分に慣れていないため狂いがきたりシミが出やすいので、最初の1ヶ月間は、晴れの日を選んで3日に1日の割合で掛け、2日は休ませることを繰り返してください。その後掛ける時は、3日以上は続けて掛けないように、特に1週間以上の掛け放しは極力避けてください。空調の強い乾き過ぎたり湿度の高い室内、雨や風の強い日、日光のあたる場所ではソリやシミの原因となりますので避けてください。掛物の内容は来客により、また四季の風情に合わせて画題を選んでください。

掛軸の掛け方

軸箱から掛物を取り出し巻緒を解き、畳の上で一文字のところまで広げ、巻緒を目立たないように左側に寄せ、風帯の癖を直します。右手に矢筈を持って掛緒に掛け、左手で袱紗を添えて表具の中央を支えて立ち上がり、床の釘に掛緒を掛けます。矢筈を右側に立てかけ、次に両手で軸先を握って静かに下ろします。巻癖がついてしまった時は、軽くひと巻程度逆巻にして直します。掛け終わったら少し離れた場所から、表具の高さ、左右のバランスなど点検します。釘が高すぎる場合は自在で補ってください。床に良くおさまったら風鎮を掛けます。


掛軸のしまい方

はじめに柔らかい羽ぼうきで軽くほこりを払います。そして矢筈を右側に立てかけ、軸先を持って上の一文字のところまで巻き上げてから、掛けた時と逆の要領で矢筈で釘から外します。畳の上で風帯を折り目通りにたたみ軸をやや柔らかめに巻き、掛緒を右図の要領で巻いて、柔らかい紙に包み軸箱に収納します。

掛軸の保存

掛軸は、しまいっ放しにしておくとカビてしまうことがありますので、湿度の低い晴天の時を選んで時々虫干しをします。軸箱も軽く陰干しをして乾いた布で拭いて軸を収納します。ナフタリンや樟脳はシミの原因となりますので専用の防虫香を利用してください。水やカビのシミは放置すると取れなくなりますのでご注意ください。また折れシワなども修理仕立直しが必要になりますので表具師に依頼してください。